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2020年01月06日
「次世代シークエンサー等を用いた遺伝子パネル検査に基づくがん診療ガイダンス改訂のための研究」パブリックコメント募集2020/1/19締切

がんゲノム医療を迅速かつ安全に臨床の現場に普及させるためには、多方面の専門家によって編集された医療従事者向けのガイダンスが有用です。2017年10月に日本臨床腫瘍学会、日本癌治療学会、日本癌学会のがん関連3学会は合同で「次世代シークエンサー等を用いた遺伝子パネル検査に基づくがん診療ガイダンス第1版」を発出し、わが国のがんゲノム医療拠点病院等の整備、遺伝子パネル検査システムの開発、審査等に影響を与えてきました。

このガイダンスでは研究開発の進展等にともなう不断の改訂の必要性が言及されていますが、第1版の発出以降、各種遺伝子パネル検査を用いた先進医療、わが国および海外において開発が進む新しい遺伝子パネル検査システム、日本血液学会など関連する学会、研究班等からのガイドライン、提言等、がんゲノム医療に関する新たな情報が加わり、第1版に記載された内容の再検討が必要になりました。

そこで改めて遺伝子パネル検査の実施に必要な事項(遺伝子パネル検査の対象や時期、医療機関の要件、エビデンスレベル分類等、患者への検査に関する説明、検体の準備、エキスパートパネルの実施)について、遺伝子パネル検査の標準化に資するガイダンスとして改訂作業を実施することとしました。

2019年度、厚生労働科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業)「次世代シークエンサー等を用いた遺伝子パネル検査に基づくがん診療ガイダンス改訂のための研究」が採択され、2019年4月から研究班による改訂案の検討を行ってきました。今般、素案がまとまりましたので、広くご意見をうかがい、最終案に反映させることを目的としてパブリックコメントを募集することとしました。

ぜひ忌憚のないご意見をお寄せいただき、がん診療の発展につながるようお願いいたします。

■パブコメ専用ホームページ:https://questant.jp/q/NGSguidance 外部サイトへ移動
■実施期間:2020年1月6日〜1月19日 24:00まで

「次世代シークエンサー等を用いた遺伝子パネル検査に基づくがん診療ガイダンス改訂のための研究」
研究代表者 土原一哉