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専門医制度に関するお知らせ

2008年04月08日
専門医制度に関する変更について

2008年4月23日

2008年3月19日に開催されました、日本臨床腫瘍学会第14回理事会におきまして、専門医制度の改正が審議・決定されました。

1) 専門医制度に関する変更

試験問題検討部会が廃止され、資格試験に関する実務を担当するとともに、現状と課題を検討し、改善にむけて審査部会に提言をする「資格試験に関する検討委員会」を設置することになりました。

2) 暫定指導医の継続について

H20(2008)年6月より第1回更新申請(2003年申請者:2004年4月1日認定441名対象)の受付が開始されます。暫定指導医の更新にあたっては

  • 更新時の現況を確認する申請書
  • 在籍証明書
  • 指導業績の記録:勤めている認定施設のカリキュラム作成、指導している医師の数と輩出した専門医の数

を所定の用紙に記載の上、提出してください。

3) 暫定指導医と認定研修施設の新規同時申請について

H20(2008)年度より暫定指導医と認定研修施設の新規同時申請が可能となりました。
暫定指導医(専門医)と認定研修施設の申請を同年度に行い、暫定指導医2名以上または暫定指導医1名、専門医1名の在籍要件を満たした時点で認定研修施設の認定が受けられます。
申請の詳細につきましては、H20(2008)年度申請要項をご確認ください。

上記 1)、2)に関しては、H20(2008)年4月1日より施行されます。

4) 受持患者病歴要約作成要綱の改定

受持患者病歴要約30例のうち、消化器・呼吸器・乳房・造血器悪性疾患を各3例以上、計12例以上報告することを必須とします。また、必須の臓器・領域が課せられることを考慮し、「過去5年間」から「過去7年間」に経験された症例の報告に変更します。

上記 4)は、H25(2013)年4月以降に実施される資格試験より適用されます。

5) がんプロフェッショナル養成プランのもとで履修した大学院生について

文部科学省がんプロフェッショナル養成プランに基づいたプログラムにて大学院医学博士課程を卒業したものにあたっては、卒業の年の11月に実施される資格試験の受験を認めます。ただし、必要とする研修年限が5年に満たないものは、卒業年の次の年の3月まで本学会認定研修施設における研修を必須とし、指導医による終了証明書の発行を必要とします。

上記 5)は、H24(2012)年3月の大学院卒業生より適用されます。

NPO法人日本臨床腫瘍学会
専門医制度委員長 田村和夫