第1回 医学生・研修医のための腫瘍内科学セミナー

■第1回医学生・研修医のための
腫瘍内科学セミナー報告

セミナー報告 Gグループ

今回「医学生 研修医のための腫瘍内科学セミナー」に参加させていただいたのは、これから医師を続けていく中で腫瘍を扱う機会が増えていくだろうと感じており、そのアウトラインを掴むきっかけが欲しいと考えたからです。
 セミナー報告前半は講義形式で、腫瘍内科医のキャリアから腫瘍の基本的な知識がバランスよく含まれていました。
 特にケーススタディーでは5択形式の問題が出題され、アナライザーを用いて受講生がどのような回答をしているのか見ながら取り組むため、とても盛り上がりました。
 後半はグループワークがメインでした。与えられたテーマについて調べ、グループ内で議論して一つのプレゼンテーションを作成して発表するというもので、私たちは、「癌ゲノム医療について」というテーマで発表を行いました。
 学生と研修医が一つのグループとして議論を重ね、発表に必要な知識を共有し、発表の方向性を決め、一つのプレゼンテーションを完成させていくなかで、腫瘍の基本的な知識を得ることができました。また、グループ内でワイワイ議論を進めるのはとても楽しいと感じました。
 1日目の終わりの懇親会では、多くの学生、研修医、腫瘍内科の先生方と話す機会が有り、出会いがありました。癌患者さんの話も聞くことができ、医師としてそのような患者さんと向き合うモチベーションになりました。
 セミナー報告全体を通して感じたことは、このセミナーは人と人の繋がりをとても重要視しているということです。
 セミナー主催者と受講者、受講者同士が話す機会がとても多いのです。 そして主催者の先生方の「未来の腫瘍内科を担う存在を作る」という気概が伝わってくる セミナーで、参加して本当に良かったと思います。 知識を得るだけでなく得た知識をその日のうちに人と共有できる、非常に有意義なセミナーだったと思います。
また開催されることがあれば是非参加させていただきたいと思います。  

京都民医連中央病院
扇谷知宏


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