第1回 医学生・研修医のための腫瘍内科学セミナー

■第1回医学生・研修医のための
腫瘍内科学セミナー報告

セミナー報告 Eグループ

「腫瘍内科に関心を持つ若手はこんなにもいるんだ。しかも参加者の5割が学生…。」驚きと嬉しさでいっぱいの1泊2日のセミナーはあっという間でした。
 セミナー報告グループワークでは、課題である「Oncologic Emergencyとはなんぞや」そんな切り口から始まり、思いつく疾患を挙げてみようと議論を進めましたが難渋したため、進行役の難しさを痛感しました。そんな中でも「腫瘍崩壊症候群とはなんだろう?私達が知らないのだから、参加者の多くが理解していないのでは?」、さらに何処からか「劇をしたら面白そう」という天の声が降ってきて方向性は決まりました。初学者だからこその視点で、分かりやすく参加者に向けて発表できたのではないかと感じています。私自身も曖昧な知識を整理することができ、誤った理解にも気づくことができました。さらに最優秀賞まで頂いて大変喜ばしいです。が、ユーモア賞から外れた時点で受賞を全く考えられなかったのは私だけではないはず…(笑)
 セミナー報告また本セミナーは以前からの同志と再開する場であり、新たな仲間と出会う貴重な場であったと感じています。私の学生時代には、腫瘍内科を志す者同志でお互いの意見を交わす機会はほとんど無く、非常に寂しい思いをしました。今後、医師として働く上で人と人の繋がりは大切なものであり、自分自身の足を動かせばその輪はどんどんと広がっていくと考えます。そのため、次回セミナーでも今回のように多くの方が集まり仲間を見つけられることを切に願います。私自身もまた仲間と会える日を楽しみに、腫瘍内科医になるべく日々励んで参る次第です。
 最後に、ワーキンググループ長の矢野先生、E班ファシリテーターの坂井先生、ワーキンググループ委員の先生方、企画・運営に携わられた全ての方々にお礼を申し上げます。  

がん・感染症センター 都立駒込病院
ジュニアレジデント1年 植松 真生


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