第1回 医学生・研修医のための腫瘍内科学セミナー

■第1回医学生・研修医のための
腫瘍内科学セミナー報告

セミナー報告 Aグループ

台風が直撃する真夏の琵琶湖で開催された、記念すべき第1回目の「医学生・研修医のための腫瘍内科学セミナー」に参加した。
 セミナー報告セミナー会場に到着し、まずは参加している学生の多さに驚いた。100名の参加者のうちの半数ほどが医学生、残りの大部分は初期研修医であり、私のような後期研修医はごくわずかなようだ。こんなにも腫瘍内科を志す若者が集結しており、腫瘍内科の未来は明るいと、嬉しい気持ちになった。
 講義では日本の腫瘍内科のトップランナーの先生方からお話を伺い、今後ますます腫瘍内科医の必要性が増すとのお言葉を頂き、自分の中で腫瘍内科に対する魅力がさらに増した。
グループワークで参加者の皆さんとお話ししたが、まだ臨床現場に出ていない学生までもが、最新の腫瘍内科のトピックスについての知識を有しており、彼らの熱意、知識量に圧倒された。
 セミナー報告夜には夕食をとりながら、患者団体の方のお話を伺った。改めて患者さんの生の声を聴くことで、ハッとさせられることがあり、メッセージの1つ1つが心に突き刺さった。普段忙しい臨床現場ではついつい患者さんの気持ちに寄り添うことを軽視してしまうが、改めて原点に立ち返る機会となった。
 講義、講演、グループワークと盛り沢山の充実したセミナーであった。同じ志を持つ学年の近い者同士が熱く夢を語ることができ、貴重な経験となった。自分が目指す道は、こんなにも明るく、心強い仲間達がいるということを認識でき、また明日から頑張ろうというエネルギーが湧いてきた。そんな熱い暑い2日間だった。
今後、第2回、3回と回数を重ね、これからの腫瘍内科のスタンダードとなるようなセミナーに発展することを祈念し、私の感想を締めくくります。

東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
高見澤 重賢


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