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理事長レター

理事長レター Vol.16

日本臨床腫瘍学会 理事長 石岡千加史

謹んで新年の御祝詞を申し上げます

 皆様には益々御清祥にて初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は一昨年に続き世界中の人々が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に振り回された1年でした。オミクロン株の出現によりCOVID-19対策はなお予断を許さない状況です。今年も医学・医療に携わる者として細心の注意を払い、これを克服しがん医療の進歩とその普及のための活動を続けたいと念じつつ新年を迎えました。今年の干支は壬寅(みずのえ・とら)、陰陽五行説から見ると「陽気を孕み、春の胎動を助く」、すなわち厳冬ほど春の芽吹きは生命力に溢れ華々しく生まれる年になると申します。謹んで皆様の御健勝を祈り、あわせて皆様にとって明るい年となることを願い上げます。

 さて、当学会の今年の活動幕開けとして第19回学術集会JSMO2022 (国立がん研究センター中央病院・大江裕一郎会長)が2月17日(木)から19日(土)に京都で開催されます。新型コロナウイルス感染症拡大防止を最優先に準備を進め、現地開催に加えライブ配信及びオンディマンド配信からなるハイブリッド開催となります。’Inspiring Asian Collaboration and the Next Generation in Oncology’のテーマのもと、最新のがん薬物療法や個別化がん医療の臨床開発に加え国際連携に関する情報が満載の充実したプログラムで皆様の御参加を心よりお待ち申し上げます。JSMO2022ホームページでプログラムを御確認の上、お早めの事前参加登録をお願い申し上げます。

 仕事と生活の両面でライフスタイルが大きく変わりつつある今日、未来のがん医療にはがんの個別化に加え、遠隔医療をはじめライフステージに応じた新しいスタイルが求められることでしょう。次世代がん医療への臨床研究開発の展開はこの2~3年が大きな節目となる予感が致します。当学会は、会員の皆様の活動を支援し、自らも新しい活動にチャレンジしつつ未来型がん医療の研究を推進いたします。そして皆様のがん医療の向上に貢献にしたいと決意を新たにしたところです。

 旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬ御指導と御鞭撻のほどを心よりお願い申し上げます。

2022年(令和4年)元旦

公益社団法人 日本臨床腫瘍学会
理事長 石岡千加史

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